イメージとは逆のことも

男性

対処法も異なる

うつ病の人ほぼ全てに現れる症状が、抑うつ気分です。ただし、人によって、その現れ方はさまざまで、表面的に体のだるさのみを訴えることもあります。また、発症前と比べると、自分の趣味や余暇の活動にすらも感心が薄くなり、次第に自分の殻にこもってしまうようなこともあります。そして、うつ病の人にたいてい見られるのが、食欲の減退です。無理やり食べ物をねじ込んでいる場合も多く、摂取しているかどうかも自分でもわからなくなります。逆に食欲が増加することもありますが、この場合、甘いものばかり食べたがるなど、偏った食事の仕方になります。加えて、好んでたくさん食べているわけではなく、辛いのにたくさん詰め込んでいるとうのが実情です。同じように、ほとんどの人にみられる症状が睡眠障害です。不眠を訴えるケースが多く、最初から眠れないというよりも、眠っている途中で目が覚めてしまう、朝早く起きて眠れない、熟睡感がないという訴えがほとんどです。寝すぎてしまう過剰睡眠の場合もありますが、不眠と比べると圧倒的に少数派です。しかし、この過剰睡眠もまた、決して心地よく眠れているわけでなく、苦しんでいます。うつ病の人というのは、ダラダラ動いているように見え、どちらかというと精神運動制止の状態のイメージが強いですが、別人のようにイライラして怒りっぽくなることもあります。また、ソワソワしたり、突然、声を荒げたりすることも多いです。実際の臨床においても、近年では制止よりも強い焦燥感のほうが多く見られており、一般のイメージとは異なることもあります。一般のイメージと異なるうつ病があるのは、一言でうつ病といってもいろいろな病態を持っているからです。うつ病は、現在では気分障害の一種になっており、大別すると病態像により、双極性タイプと単極性タイプに分かれます。そこから、さらに細分化されており、睡眠時間の減少や食欲の減退、そして朝に増悪する気分の日内変動が特徴的な定型うつタイプがあります。また、睡眠時間と食欲の増加が見られ、拒絶に対して過敏なパーソナリティ様式を示すのが非定型うつタイプです。このタイプは、特に自分がやりたいことや興味のあることなどに直面したときに短時間だけ気分がよくなり、単極性よりも双極性に多く見受けられます。三環系抗うつ剤よりも、新薬のSSRIのほうが反応しやすいです。日本では未承認ですが、MAOIが効果的とされています。そして、定型タイプの症状に加えて、妄想や幻覚が存在するのが精神病性のタイプです。著しい精神運動の制止あるいは焦燥と罪悪感を伴い、落ち着きがない傾向にあります。このタイプは、非定型抗精神病薬に反応しやすいため、治療においては抗うつ剤と合わせて処方されることも多いです。加えて、発病が25歳未満の場合には、双極性のことがほとんどです。さらに、定型タイプの特徴に加えて、あらゆる領域での興味の喪失や、少しの間も気分がよくなることのない場合には、メランコリー型に分類されます。一般的には重症化したうつ病のことで、SSRIよりも三環系抗うつ剤によく反応し、任意にはなりますが入院が必要になることも多いです。

カウンセリング

信頼できる病院の特徴

多くの人がなるうつ病は病院で治療を受ければ治せますが、専門で行っている所を選ぶと問題が起こりません。医師と行うカウンセリングは病気の原因を調べるのに重要なため、時間をかけて話し合える所を選ぶと上手く行きます。

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鬱

職場復帰は慎重に

うつ病の治療は急性期を越えると、症状の改善だけでなく、より心の深いところにアプローチをしていきます。薬物治療だけでなく心理療法も取り入れながら、医師と職場復帰のタイミングを慎重に探っていくことが大切です。

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医者

病気と向き合うこと

うつ病にならないためには予防が必要で、なってしまった家族や知人がいるのならサポートが必要です。予防とサポートで何か困っているのなら、精神科か心療内科で相談すると、もっとも適切な解決方法を教えてもらえます。

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